momotaro ([info]lazymixmouth) wrote,
@ 2005-01-13 19:43:00
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ハネムーンなんて僕にまぶしすぎて。

ハネムーンへお出かけですか?
それともフィエスタへお出かけですか?



アルプスの古城ホテルでめくるめくロマンス?
それともベニスの広場で推理事件?

女王のまえにひれ伏す事件。 シーフ、アイラが事件を解く!

ファースト事件、ベニスのマダム。
セカンド事件、ベニスの広場で絵巻に見立てられ。
サード事件、女王に誘われ。

「今日もパーティへお出かけですか、アイラ様?」執事のベンが紅茶の用意をしながら。
「今日はアメリカからの客相手にビジネスだよ・・・今日はスコットとディナーでもしようと思っていたんだが」パーティに履いていく靴を選びながら、ベッドルームからアイラの声がする。ベンのいるキッチンからでもアイラの声はよく屋敷に響いている。
「どうです?スコット様には私からディナーのキャンセルのお電話を・・・」ベンは声の音を上げて。
「いや、スコットには私から言っとくよ。バラの花束まで贈ってくれたんだ・・・」そういいながら二階のベッドルームから降りてくる。
「スコット様はほんとにいい体・・・いやいい方だ。私も気に入りましてね・・・」笑みを浮かべるベン。
「だろ?僕も彼のことは大切に思ってるよ・・・初めて会ったときからね」
「またお連れなされては?私もお会いしたい」
「もちろんだとも。いつでもベンがいいんなら連れてくるよ・・・」
「アイラ様にも愛人ができそうですな・・・」
「ベン、まだ彼が僕の愛人だとは言ってなかったと思うが・・・いつからそのことを?」
「お二人を見てればわかることですよ・・・前にお屋敷に招待されたときのスコット様の仕草。それはもうアイラ様を愛してらっしゃるように見えました」
「そうかい?そんなにベタベタしてたかい?」笑いながらアイラはベンの特製、ブルーベリー紅茶を。
「彼とは・・・彼とは上手くいってるよ。初めて会ったときから、理想の相手だと僕は感じたんだ。彼の見えない魅力に僕はもう虜さ。彼も僕をそう思っていてくれればいいんだが。恋とはまるで甘いキスのようだと感じさせてくれたのは彼が初めてだよ・・・言い換えれば、光輝く恋をしているようだよ」
「そのお気持ち、真珠のようですな」
「ありがとう、でも、彼はすごいよ・・・僕を夢中にさせるんだから」微笑んで窓の外を見る。薄明かりの中、街中の光がアイラを光差すようだ。
街中は恋であふれているように見える。一つのキスが、水面を愛で照らすようだ。

スコットからのキス。それはゆるやかな水面に浮かぶ光のように温かいものだった。繊細、それでいて獰猛なキス。 

アイラはひとときをスコットのことを思い出しては彼とのキスを思い出す。
「さて、そろそろ行くよ・・・紅茶ありがと」
「いつでも。楽しんでらしてください・・・遅くなるようでしたら、また電話を」



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